STORY

火事が起こった。
八坂総合病院で起こったその火事は、付近を巻き込むほどの大火災となって沢山の被害をもたらした。
そこには、とある研究のために病院で働いていた伏見籐矢の母親、伏見鈴乃も含まれていた。

火事から10年、籐矢は人並みの幸せと不幸せを味わいなら、ごくごく普通に成長する。
しかし、未だ彼の心には母親を失った事故の記憶が深く刻み込まれていた。
燃え盛る炎と、何も出来ない子供の自分、そして母を失ったという過去。
そんな悲しみを抱えながらも、妹の真姫奈と姉のような白峯沙耶と楽しく暮らしていた。

そんなある日――

いつもの日常を送る籐矢は見知った顔の女性を見かける。
それはどう見ても伏見鈴乃にしか見えない女性だった。
籐矢はどうしてもその女性のことが気になり、その姿を追いかける。

そして対面した女性は、間違いなく自分の母親であった。
その母と会話する籐矢だが、どこか、違和感を覚える。
そんな籐矢に対して、鈴乃は笑いながら襲い掛かってきた。
自分の母親に突然襲われ、抵抗することもままならずそのまま命の危機に晒される。
そこに突如現れた日本刀を手にした女性が籐矢の命を救うが―

死んだはずの母親が生きている理由、目的、その行動。
そして、母親が関わっていたという研究……


全てがわからぬまま困惑すると同時に、籐矢の胸の奥にはとある気持ちが湧き上がる。

母さんが生きているなら……今ならまだ……

――抱え込んだ悲しみと過去と対峙する伏見籐矢は、真実を求めて歩き出す。

CHARACTER

  • 父親が主人公の母と同じ病院に勤めていたために、幼い頃に何度か面識がある。 事故で父親は死亡。 その後は施設で育てられた。 寂しがり屋ではあるが、苦労を重ねてきたせいか肩肘を張って生きているタイプ。 また、人付き合いが得意ではないため、人前で完璧美少女を演じて人との距離を取ろうとする。
  • 夏希

    主人公のクラスメイト。
    1人で本を読んでいることが多く、クラス内でも影は薄い。
    無口というわけではなく、話しかければちゃんと会話は成立する。
    意外と茶目っ気のある一面も持っている。家庭の事情で1人暮らしをしている。
    基本的に物欲は薄く、いろんなことに無頓着。
  • 未緒

    子供の頃、八坂総合病院で育てられた経験があり、事故が起こった際にもその場にいたが、運良く助かる。
    そのまま事故現場から逃亡したため、戸籍、その他資料上では死亡扱いとなっている。

    当時の生き証人でもあり、八坂病院で起きた事故の本当の悲惨さを知る一人でもある。
  • 主人公

    父親を亡くし、10年前の事故で母親を亡くした少年。
    それ以来、白峯沙耶と妹の真姫奈との3人暮らし。
    性格は至って真面目。
    基本的にはサッパリとしているが、時には感情的になることもこともある。

SUB CHARACTER

  • 真姫奈

    主人公の妹。
    事故で伏見鈴乃はいなくなってしまったが、主人公と沙耶の手でスクスクと育てられた。
    良くも悪くも自分の気持ちに正直。
    元気なのが取り柄で、兄である主人公が大好き。
    無邪気だが、それ故に無茶な行動をとることもしばしばある。
  • 紫織

    八坂尚之の養子。
    突然、尚之が養子にもらってきた子供。
    天真爛漫で明るく無邪気、まるで天使のような少年。だが、その内面にはどす黒い感情が渦巻いているらしい。
  • 沙耶

    主人公や真姫奈と共に暮らす女性。
    今では姉的な存在である。家の家事のほとんどを担っており、穏やかで優しく、母性愛に優れ非常に家庭的。ただし、人が苦しむ姿を見たいという、子供っぽいイジワルな部分も併せ持っている。
  • 紅葉

    カワイらしい容姿とは裏腹に、ふざけて人を食ったような態度を取る女の子。
    幼い頃からとても賢く、その為か周りから一時偏見の目で見られたことがある。
  • 鈴乃

    10年前の事故で死んだと思っていた主人公の母親。

    思いこんだら一直線な直情型の女性。しかし、そんな自分の行いで周りに迷惑がかかるのが嫌で、何か起こると全て自分の中に抱え込もうとする。
  • 普通の少女。

    主人公のクラスメイト。
    明るい、優しい、人当たりがいい。
    主人公とは幼い頃から一緒の学校に通っていた。
  • 寿士

    主人公のクラスメイト。
    アルバイトはしていないが、たまに家業を手伝っている。

    人生を適当に生きているタイプ。
    女の子大好きで、セクハラ行為もしばしば。
    底抜けに明るく、めげない、前向き姿勢。おどけた態度をいつも取っている。
  • 甚五郎

    若くして街にある総合病院の院長。
    寡黙、仕事一筋の真面目人間。

    病院には入院施設も整っており、患者の中にはかつての自分の恋人だった人も含まれている。
    そんな恋人の世話を献身的に続けるような一面も持ち合わせている。
  • 甚五郎

    事故から生き残った人物の1人。
    以前から八坂病院で働いていたが、事故に巻き込まれその際未緒を助けて逃げ出した。

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修正パッチ

※パッケージ版のみの修正パッチです。ダウンロード版、PENTABOX版には既に適用済みです。

■修正パッチ ver.1.1
一部環境にて、フルスクリーンプレイ時に「Windowsキー」を押した際、エラーウインドウが大量に出てゲームが終了してしまう不具合を修正。
 (画面比率が4:3でない液晶ディスプレイなどを使用している際に起こります)

・一部、テキストと音声が違って再生されてしまう不具合を修正
・バックログ画面で、画面下部に場面と関係のない音声を再生する不可視のクリックポイントが発生してしまう不具合を修正

・プログラムメニューの「お読み下さい」がセットアップの説明になってしまっていた不具合を修正

・回想モードにおいていくつかのシーンでBGMが演奏されない不具合を修正

・その他、誤字脱字・シナリオの不整合・演出の不具合を修正および演出の強化

■修正パッチ ver.1.11
・未緒編、9月21日の途中でテキストスピードが勝手に速くなってしまう不具合を修正

・スペシャルモード中に右クリックでタイトルに戻る途中、
 ボタンを押すとエラーダイアログが出てゲームが止まってしまう不具合および
 グラフィックモードでCGを選んだ直後に右クリックすると同様の不具合が出ていたのを修正

・その他、新たな誤字脱字・演出の不具合を修正

※注意

※「修正パッチ Ver.1.11」には「修正パッチ Ver.1.1」の内容は含まれておりません。
  初めてパッチを適用される方はご面倒ですが「Ver.1.1→Ver.1.11」の順に適用してください。

パッチのインストール方法

1.ダウンロードしたデータをダブルクリックするとパッチのインストール画面が表示されますので、画面の指示に従ってインストールを行ってください。
 (インストールは必ずゲームを終了した状態で行ってください)

2.インストールが完了したらOKです。ゲームを起動してください。
  起動したら「F1」キーを押すか、ヘルプメニューから「バージョン情報」を選択してください。
  表示が“「E×E」version 1.1”(修正パッチVer1.11の場合は“1.11”)となっていれば正しくアップデートされています。

■特定の箇所(アイキャッチ等)で「致命的なエラーが発生しました」という表示が出てゲームが止まってしまう方へ
下記に専用パッチをご用意いたしましたので、ご利用ください。

SPEC

キャラクターデザイン・原画
むりりん・こぶいち
シナリオ
天宮りつ
音楽
Famishin・Angel Note
CG
煎路・モドキさん
ムービー・その他
ろど
企画・ディレクター
天宮りつ
 
 
対応OS(ダウンロード版)
Windows8.1/10
解像度
800×600
パッケージ版リリース日
2007/6/01
ダウンロード版リリース日
2011/7/08